育てた雛鳥が鶏になる時期です。
ほぼほぼ鶏です。鶏冠も見えてきますし、鳴き声も…コケコッコーになります。
なにより、それなりの運動量が必要になってきますし、鳴き声と鶏糞の問題もあります。
屋外飼育に変えないと対応できません。

ここでちょっとした豆知識と注意事項です。

正しい鶏の飼い方~家庭養鶏の注意点

(1)飼育の羽数は、雄鶏 < 雌鶏にして下さい。

雄鶏がコロニーを作ります。
彼らはハーレムで暮らすのです。

雄鶏は気性が荒いので、何羽も雄鶏がいると喧嘩します。

また、雄鶏の方が鳴き声がうるさいです。経験から。

加えて、雌鶏に比べて雄鶏は弱いです。
デリケートっていうんでしょうか。

実はわたくし現在の愛鶏3羽は全て異種の雌鶏です。

  1. 軍鶏 雌鶏1羽
  2. アローカナ種 雌鶏1羽
  3. 岡崎おうはん 雌鶏1羽

同種の雄鶏も同時飼育していたのですが、酷暑だったり環境変化だったりで、全てお亡くなりになりました。
産卵については、つがいでなくても始まります。有精卵では、ありませんが…。

つまり採卵目的の方でも、必ずしも雄鶏を飼育する必要はない訳です。

(2)異種は混育させない。

いきなり前述と矛盾しますが。。
ペットショップの店員さんからもかなり念入りに注意されます。

特に気性の激しい異種同士は、どちらが倒れるまで喧嘩してしまうものらしく、軍鶏は他の鶏と混育させぬ様、散々助言されました。

どうしても異種を同時に育てたいのであれば、ペットショップ等に問い合わせて組み合わせ等を伺うことをオススメします。

(3)予防接種、動物病院への通院は必要ありません

インフルエンザ等気にされる方もいらっしゃるかも知れませんが、大抵どの専門家に聞いても同様の答えが、かえってきます。

(4)最寄りの保健所に飼育を届け出ます。

鶏は1羽といえど家畜の扱いなんだそう。

特に登録費がかかるわけでもなく、何かの手間がかかるわけでもありません。
一応ルールには従いましょう。

我が家には毎月 家畜衛生だよりが届く様になり早数年です。
さて、前置きが長くなりました。

成鳥の育成にあたり用意するもの

  1. 小屋
  2. 水差し

ヒヨコ、雛鳥の飼育に比して大分簡素化されますが、割りと悩みどころが、小屋です。
わたくし自身のお話をすると当初は犬用の移動ケージを使用していました。
(※写真左)

強度、飼育環境としては問題なかったものの掃除の度にケージを分解して水洗い…
手間的に限界を迎えまして、畑に鶏小屋を作成しました。

小屋の条件としては

  • 雨風を凌げること。
  • 外敵の進入を防げること。
  • 掃除が容易にできること。
  • 四季を通じ、一定の温度管理が可能で通風性が確保できること。

簡単な条件な様で、なかなか市販のもので適合するものがなかった為、自作という決断となったわけです。

鶏小屋については屋外 飼育の開始前に、是非 検討、手配しておいて下さい。

えさ、水やり

餌は配合飼料20kgを購入しています。
ホームセンター等で1000円〜1500円。

3羽で1ヶ月強で消費します。
水は水道水。
餌、水とも交換は朝一回で十分です。

放飼はこの交換時と掃除の時に行っています。
適度な運動をしつつ、畑の植物やら虫を食べています。
週末は一時間以上、のんびり放飼にしています。

鶏は極端に暑さ寒さに強いわけではないので、時期によっては 簾等で日除けや、防寒対策として板を立てかけたり等々の一定の配慮が必要です。