トマト栽培のコツと育て方(2)着果から収穫まで

授粉、着果とホルモン剤

トマトの実がなるには、花の中の雌しべに、雄しべから出る花粉がつかなければなりません。


通常は風などで自然に受粉されます。
ですので、地植えの場合はそれほど心配する必要もありません。

ただし、プランターを使ったベランダ菜園で、
例えばベランダのフェンスが風を通さない構造になっている場合やハウス栽培など、受粉しにくい環境の場合は、授粉を促してあげる必要があります。

振動による授粉促進

まずは振動による授粉です。

これは非常に単純なお話で、支柱をトントンと軽く叩いてあげることで、雄しべの花粉がぴょん、ぴょんと雌しべに飛ばすわけです。

朝、花が咲いてるなぁ、と気づいたら、ベランダに出て支柱を2~3度叩いて上げればよいでしょう。

特に、1段目の花の授粉は以後の着果・結実、収穫量に影響しますので、出勤前にトントン叩きましょう。

ホルモン剤の散布

トマトのホルモン剤としてはトマトトーンが有名です。
スプレータイプと希釈用のミニボトルタイプがあります。

スプレーの場合はそのまま、希釈用は、説明書通りに薄めて霧吹きで吹きます。
花房のうち、2~3個花がついたら一吹きすると良いでしょう。

トマトトーンなどのホルモン剤は、使い方を誤ると、逆効果になりかねません。
説明書をよくお読みの上、お使いくださいね。

トマトの芽かきと追肥、水やり

芽かき

トマトの実がなるまでの間は、芽かきを行います。

芽かきとは、枝の股に生える「わき芽」を摘み取る作業です。

芽かきは、手の爪で掻き取るように積みます。
ハサミを使うとウィルスを伝染する恐れがありますので、使いません。

追肥のタイミングと量

最初の追肥は、最初のトマトの実が付いてふくらみ始めたら行います。

化成肥料なら1株につき大さじ1杯。
有機肥料なら、油かすと、リン酸の多いコウモリ糞(バットグアノ、右写真)を大さじ1杯ずつ。

以後、20日に1度のペースで追肥を行います。

追肥は、株から少し離れた位置(20cmくらい)に穴を掘り、土に混ぜます。
混ぜた土を株元に寄せて畝を作ります。

プランターの場合は別の容器などで土と肥料を混ぜてから与えると良いでしょう。

難しいことを考えたくない場合は(笑)、トマト専用肥料というものもあります。

肥料のやり過ぎは失敗の元

初心者の場合、実付きを良くしたいがために、肥料をたくさんあげてしまいがちです。

トマト、特に大玉のトマトはチッ素成分への感受性が高く、葉や茎の栄養と花のバランスが崩れてしまいます。

すると葉が茂るばかりで実が育たなかったり、花が落ちたり、トマトの実の尻腐れ(黒ずみ腐る)といった障害が出てきます。

トマトの水やりの方法と注意

肥料と同じく、実が大きく育つような気がして水をたくさんあげたくなる・・・。
これも間違いです。

甘いトマトを育てるには、日光にあてること。
わき芽をしっかり摘み取り、葉が生い茂り過ぎないようにすること(陰が出来てしまうため)。

そして、

水を与えすぎないこと!

と、枯らしてしまっては元も子もないのですが(汗)。

トマトは乾燥した気候のアンデス山脈出身です。乾燥には強く、雨が苦手です。

地植えの場合は、土の表面はカラカラに乾いているように見えても、土中には水分があり、しっかり根が張っていれば少しの水分でも吸収できます。

プランターの場合、保水力がないため、まめに見る必要はありますが、地植えと同様に土の表面が乾いている状態で大丈夫です。

真夏のカンカン照りの朝は、プランターの底から溢れるほど水をあげてください。
どうせ午後にはカラカラになってしまいます。

雨の日は、傘をさすトマトも

近年は世界的な気候不順で、ゲリラ豪雨なんて突然、大量の雨を降らすことがあります。
トマトは雨が苦手。

急激に水を吸うと、裂果といって実の急成長についていけず、薄い皮が破れてしまうという現象や、根腐れの原因にもなります。

葉や茎に水がかかるのも、病気の原因になるのでよろしくありません。

大雨の恐れがあれば、ビニールなどで雨よけをしたり、ベランダ菜園であれば、部屋の中にプランターを移動するなど、雨に当てない工夫をしたほうが無難です。

トマトの収穫

トマトは下から上に向かって1段目、2段めというように順番に結実し、下から収穫できます。

ミニトマトの場合は、7月から8月にかけてプランターでも毎日のように収穫できるようになり、楽しいですよ♪

収穫に関して、特に注意はありませんが、トマトの実のトラブルとしては、尻腐れと実割れ(裂果)があります。

尻腐れに関しては、カルシウム不足による生理障害か、肥料中のチッ素の与えすぎが原因です。

トマトの病気・害虫・トラブル対策あれこれ

家庭菜園をどこまで手を入れてどこまで楽しむか、逆に言えばどこまで手を抜くか、ということも人それぞれ。

ですが割と気軽に対策できる、トラブル防止法をご紹介します。

バジルで虫除け

バジルなどのシソ科の植物というのは、独特の匂いのためか、虫よけの役割を果たします。
トマトの株と株の間に、バジルを植えておく。

そもそもトマトとバジルというのは、料理の相性も抜群です。

ピザの定番、マルゲリータも赤いトマトと緑色のバジルの組み合わせですし、お家菜コムのブロガーで料理上手なシャモも、トマトとバジルを使ったこんな簡単料理を紹介しています。

トマトの収穫と一緒に、バジルも摘んでくる。
さらにバジルで無農薬にできるなら、一石二鳥。やらない手はありませんね。

しかも水を嫌うトマトと、水を好むバジルの組み合わせは、お互いの水分を調整し合うというメリットもあるのです。

CDでウイルス病予防?

トマトの宿敵、アブラムシは葉の汁を吸うだけでなく、キュウリモザイクウィルス(CMV)という病気も媒介します。
このウィルスに感染してモザイク病になると、葉っぱが黄色く縮んでしまいます。

こうなると、他の株に伝染する前に、株ごと抜き取って処分してしまうしかありません。

アブラムシによってトマトが全滅・・・そうならないために、アブラムシ対策をご紹介します。

家庭菜園をやっている父によれば、NHK趣味の園芸で紹介していた方法だそうです。

トマトは強い光を好むのですが、アブラムシは逆に強い光が苦手。
そこで、支柱などにCDをぶら下げておくのだそうです。

うんうん。CDがぶら下がっている畑を見たことがあるぞ。
水をいれたペットボトルと同じ、都市伝説レベルのカラス避けかと思っていたのですが、アレはアブラムシ対策だったのですね。

ぜひお試しください。

以上、トマト栽培のコツ、着果から収穫の手順でした。

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