家庭菜園といえば、トマト!
ベランダ菜園でもプランターでも、もちろん畑でも、
とりあえず挑戦したい家庭菜園定番の野菜です。

初心者でも比較的簡単にたくさん収穫できる小玉のミニトマト、
千果やアイコ、定番の大玉桃太郎が人気です。

トマト栽培の基礎知識

トマトはナス科です。
ナス科で人気の野菜といえば、ジャガイモやナスですが、同じナス科の連作はNGです。

生育適温は昼間26~28度、夜間13~18度。

トマトの性質は抑えておきましょう。

強い陽の光が好き。日当たりが重要!
乾燥した気候で元気に育つ野菜。水を上げすぎない!
チッ素の与えすぎは花が落ちて実がなりにくい。肥料は適度に!

トマトの好む土壌と土作り

夏になりトマトをたわわに実らせるためには、土作りは欠かせません。
トマトにとって良い土とは・・・

  • 酸性は苦手。pH5.5~6.5に抑える
  • トマトに必要な養分を含む!

以上2点がポイントです。

さて初心者の方や、プランターでのベランダ菜園でトマト栽培をされる場合・・・
迷わず以下の方法をお試しください!

トマト用の土を買う

安易といえば安易ですが・・・(^^;
安心ですよね。かなり。

畑での露地栽培であれば別ですが、ベランダ菜園・・・
土の入手だってけっこう大変ですよね。

結局、市販のトマト栽培に適した培養土を購入するのが間違いないです。

例えばこんなの(左の写真)を必要な分、購入します。

もちろん家庭菜園は土作りが楽しいのだよ、という方は無視してください m(_ _)m

地植えで栽培する場合

トマトは水はけが大事です。
ですので、土をよく耕します。

水はけの悪い土壌であれば、深めに穴をほり、
落ち葉を埋めると良いですよ。フカフカになります。

1株あたり、以下の目安で肥料をまきます。

  1. 堆肥:3~4にぎり
  2. 苦土石灰:1にぎり
  3. 化成肥料:少々

植付けを5月初旬とすれば、4月中旬には土を準備しておきたいですね。

土のpHをきっちり確認したい、ということであれば、土壌酸度計を使うのもよいでしょう。

トマト苗の準備

トマトの苗は購入をおすすめしますが、苗作りから始める場合は以下の手順を参考にしてください。

苗作り

育苗箱かプランターに種を筋蒔きします。
種まき時期は、2月中旬~3月。

発芽したら、葉が重ならないように間引いていきます。

本葉が出たところで、ポットに移植します。

本葉が8枚以上、花または蕾が1~2つ付いた状態まで育てましょう。

苗を購入する時の選び方

ホームセンターでも園芸店でも4月~5月のゴールデンウィーク前後に苗が並びます。
早めに購入しても、4月ですと寒い日があったりしますので、ゆったり構えてゴールデンウィーク明けからでも良いでしょう。

苗選びは重要です。
収穫まで失敗しないために、いい苗を選びましょう!

高いけど強い接木苗!

病気に強いということでいえば、接木苗をおすすめします。
値段が高いのが難点ですが、それだけの価値はあるかと。

接木苗は、車で言えばニコイチ
仮面ライダーで言えば、ライダーマンです。

・・・女性にはわかりにくいですかね?

つまり品種の違う2つの苗をくっつけてしまうわけです。

病気に強い台木(根っこの方)に、
たわわに実る品種の穂木(実のなる方)を接ぐのです。

植物ってすごいですよね。

ちなみに我が家ではナスに謎のオレンジ色の実が成ったことがありますが、
あれは接ぎ木だったのだろうなぁ。

さて接ぎ木の苗は、いいところ取りの2本をくっつけているので、
暑さ・寒さ病害虫連作障害に強いというメリットがあります。

では普通の苗の場合は、どんな苗を選べばいいでしょうか?

良い苗の選び方のポイント

苗を見慣れていない初心者の場合、どれが元気なの?
というのがそもそもわかりにくい、ということもありますが、
以下のポイントに注意して選んでみてください。

  1. 茎が太く毛が濃い感じ(男らしい~)
  2. 葉っぱの緑が濃い感じ(たくましい)
  3. 本葉が8枚以上で葉と葉、節と節がつまっている(スキがない)
  4. 花または蕾がある(華がある)

カッコ内をご覧頂ければ、おわかりかと思います。

・・・そう、人間と一緒です!(どーん)

今度はわかりやすかったと思います(^^)

トマトの植付けと支柱の立て方

苗の植付け時期は5月初旬~中旬。

予め、植え付ける場所に穴を掘り、支柱を近くに立てていきます。
株と株の間隔は40~50cm程度。

支柱は1本まっすぐ立てても、2本を対に屋根型に組んでも良いです。

支柱を立て終わったら、植付けをしますが、植え付けの前に
掘った穴に水をたっぷり含ませておきましょう。

こうすることで、根付きを良くします。

苗を植付けたら、8の字に支柱と茎を結びます。
茎側は、痛めつけないように緩めに。

この際、花を支柱の反対側を向くように調整します。
(つまり、支柱の外側向きに実がなるように)

以上で植え付けは完了です。