
スーパーで簡単に買えるしいたけですが、実はその多くは工場の中で培養されたものだってご存知でしたか!?
スーパーでよく目にするしいたけは袋に「菌床」と表示されています。
でも、しいたけは元々は木に生えるものでした。「原木」と表示されているものが木に生えてできたものです。
しいたけは実は菌だった
工場で培養したものが「菌床」と言われるように、しいたけというのは実は菌です。
そもそもきのこ類はすべて菌の一種なので皆さんにも想像がつくと思いますね。
これが原木しいたけの種となる菌です。
種菌が一般的ですが、駒のような形をしているので駒菌とも呼ばれます(このサイトでは種菌と統一します)。
そして原木しいたけはしいたけの菌が木に充満し、菌が育って木の外側に出てくることで育ちます。
今回は木に生える「原木」しいたけの育て方を紹介します。
1-1 原木の調達
1 最適な原木とは
2 街に住んでいても大丈夫
1-2 しいたけの菌打ち
1 種菌の種類
2 菌打ち作業
3 調達するサイズ
2-1 仮伏せ
2-2 本伏せ
3 収穫
1-1 原木の調達
1 最適な原木とは
しいたけの菌が好む木があります。
それは主にどんぐりがなる木、クヌギやコナラです。それが秋に紅葉を迎える頃に伐採し、しいたけの原木として保管します。
田舎で土地がある人や知人が山を持っていて、木を譲ってくれる人があれば頼んでみましょう。
2 街に住んでいても大丈夫
それではクヌギやコナラの木がなく、伐採できない街に住んでいる人は育てられないのかというと、ご安心ください。
ホームセンターにも「しいたけの原木」や「しいたけの栽培キット」として販売されています。
また、Amazon.co.jpなどでも販売されています。
画像をクリックするとAmazon.co.jpの商品ページに飛びます。
※ドリルなどの道具が必要なものもありますので購入前にはご確認ください。
3 調達するサイズ
伐採して、原木として調達するサイズは持ち運べるぐらいの太さ直径20cm以内で約1m程度の長さのものがいいと思います。それ以上太くなると持ち運べなく、また菌が充満するのに時間がかかります。
1-2 しいたけの菌打ち
1 種菌の種類
今回、使用するのは先ほど紹介した駒菌とも呼ばれるものですが、その他にもオガクズ菌と成型菌があります。それぞれ菌自体は同じですが、種菌を木に植え付ける方法としいたけの生育速度に違いがあります。
種菌もホームセンターやAmazon.co.jpで販売されています。
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2 菌打ち作業
菌打ちは木を伐採してしばらく寝かせた12月~4月の間に行います。
原木を50本ほど用意したので電動ドリルを使って穴を空けていきますが、市販の栽培キットなどであればそういった道具は必要なく手軽に行えます。
空ける穴は縦に15㎝間隔程度で1列5~6か所、横は5cmほどの間隔を開けます。1本の原木で15~20か所ほどの穴ができます(市販の栽培キットは穴が空いた状態のものが多いでしょう)。
そして、空けた穴にしいたけの種菌を差し込み、上からハンマーでしっかりと打ち込めばOKです。
2-1 仮伏せ
菌打ち後は平積みにしておく仮伏せを行います。
菌を木に活着させるための作業です。
場所は日当たりのよい林の中が理想です。敷地がなければ家の軒下でもよいでしょう。
2-2 本伏せ
駒菌の場合は打ち込んだ部分が白くなった頃に斜めに立てかけていく本伏せを行います。
場所は直射日光が当たらず雨が十分に当たり、かつ水はけのよいところが適しています。家の軒下で雨が当たらなければ頻繁に水をやってあげましょう。
3 収穫
しいたけは春と秋に菌打ちをした箇所から出てきます。収穫できるようになるまでは早くて1年、多くは2年ほどかかります。
しかし、本伏せ後は多くの手入れを必要とせず、生え始めると2~3年持ちます。
収穫した原木のしいたけは鍋やバター醤油で焼くのもよし、数日天日干しをして乾燥しいたけにするのもよし、市販の菌床と味比べをしてその美味しさを味わいましょう。